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6番議員 梶谷よしひらです。
去る2月3日に島根原子力発電所を45年ぶりに見学しました。
大学時代、原発1号機の定期検査時にアルバイト(人材派遣社員として、原子力発電所内の清掃作業)で1か月働いていましたが、今回1~2号機は国の検査のため運転停止中となっていました。
あらゆる危険を想定した外部化等からの事故・攻撃に対応するための審査を百数十回受けているそうで、3号機も同様の審査基準に合格すべく検査・引き渡しのための試運転(核を使わない、各部署の運転)を行っているそうです。
日本国内ではもっぱらエネルギー自給率や食料自給率約の低さが問題視されることがありますが、日本のエネルギー自給率はわずか12%程度・エネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼っている現状があります。
石油の様な一次エネルギーにもおいてもエネルギー供給の40%(約半分)を占めているのはご存知の通り中東であり、石油に限らず日本のエネルギー供給の構造は脆弱そのものといってよいでしょう。
こういった事情もあって、日本は特定のエネルギーに依存するという事をしません。天然ガスや原子力や石炭といった具合で常に資源に多様性を持たせているのです。
そういった多様性を確保する為のカードの1枚が原子力発電所なのですが、安全性の面で100%完璧なものはありませんし、福島第一原発事故のような痛ましい事故も実際に起こりました。
脆弱な日本のエネルギー自給率を助ける新しいクリーンエネルギーが、一日も早く登場する事を原子力発電所という名の迷路で迷子になりながら祈るばかりです。
PS.自撮りは何度やっても上手くなりません。