2021.07.06 活動報告

吉田中学校の視察について

ギガスクール構想において、6月議会で正式にWindowsを導入することとなり、令和2年1月から試験導入を行っている吉田中学校を7月5日に教育民生常任委員会で視察を行いました。

授業風景を見て感じたことは次の通りです。

メリット
①宿題や、授業中に作成した内容が、つぶさに電子黒板に表示出来るため、先生や子供たちの黒板への板書の時間が不要です。
②教員のPCには、現在子供たちが何をしているか、つぶさに表示されるため、的確な指導ができる。
③自宅において子供たちがパソコンを使い何時間勉強したかが、把握できる。
④AIドリル教材により、PCが子供の進捗状況に合わせ、問題を選んでくれるため、教員の負担が軽減できる。
⑤子供たちが作成した資料が、教員のPC(サーバーでも保管)に保管できるため、成績作成において資料のコピー等の手間が省ける。子供たちは、自分が作成したものが手元に残ります。(今までは、教員がすべて保管していた。)
⑥会議システム(Teams)を活用して授業を実施し、グループでの資料作りもそれぞれの家庭に帰ってから協働で資料作成ができる。
⑦分からないことを、ネットで検索できる。
⑧PCに、教科書3~5札分のデータが入るため、教材の持ち帰りが不要になります。
デメリット
①授業でPCに加え、教科書もあるので、現状の机では狭い。
②端末がトラブルを起こした時の対応が大変。吉田中は、10人前後であり、何とかなるが、大規模校では大変。
③学校と自宅でのネットワークの切り替えが面倒。
④生徒用のソフトが少ない。
⑤PCの使用時間が長くなり、目に影響が出るのが心配。
⑥PC操作の理解度に個人差が有り、指導が大変。
⑦家庭のWifi環境に差が有り問題。ポケットWi-Fiを貸出している家庭が有る。
⑧漢字の読み書きができるか心配。

以上、メリットデメリットを私や他の委員、教員から頂いた資料から挙げてみました。

まだまだ課題は多いようですが、全国一斉にスタートしたギガスクール構想。子供たちのために、良い方向に持っていけるよう我々も協力して行きたいと思います。

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